本文へスキップします。

【全・smt用】ヘッダーリンク

【全・共通】ヘッダーリンク

カスタム検索

【全・smt用】カスタム検索

H1

日射遮蔽性能測定装置

コンテンツ

夏の室内の冷房負荷を低減させるために窓に設置されるブラインド、カーテン、スクリーンなどの日射遮蔽性能を測定する装置です。
これまで、日射遮蔽性能を測定するには、実際の太陽光を用いて屋外で測定することが一般的でした。しかし、自然の太陽光では、不安定で長時間要するなど試験には不向きです。そこで、人工太陽光を用い、室内で短時間に日射遮蔽性能を測定できるようにしました。試験室内で測定を行うため、外気条件の変動に左右されない精度の良い測定が期待できます。
現在の装置は、''人工太陽''の条件の一つである、平行な光線が十分には達成されていません。このため、測定できる試験体はある程度制限されています。


試験室の仕様

温度調節幅 17~23℃±3℃
湿度調節幅 50~60%±10%RH
(注)温度調節幅、湿度調節幅とも、空調運転時の外気温・湿度、日射量により当該調節幅を維持できない場合があります。

 

基本仕様

本装置は、人工太陽、熱量測定箱、冷却装置及び試験体取付パネルから構成され、恒温室に設置します。
日射遮蔽物を設置した窓からの室内日射取得熱量は、熱量測定箱で循環する空気に置換して測定します。
熱量測定箱には日射取得熱量によって熱量測定箱の温度が上昇し測定誤差が生じないように冷却装置を付帯させています。また、測定結果を確認するために補助熱量測定装置を設けています。

熱量測定箱 循環空気流速0.5m/s未満 ステンレス薄肉板内装、ポリスチレンフォーム約100mm断熱
冷却装置 空冷式冷凍機400W ヒータ2kW 循環用送風機200W/100W
温度制御器によりヒータをPID制御 温度制御精度約±1℃
照射装置 キセノンランプ光源+kIfフィルター
ランプ及びフィルターを水により直冷
試験体寸法 試験体取付パネルの内法幅、高さ共1mに標準施工仕様で設置できるもの。
 

関連規格・資料

JSTM K-6101‐1995 (No.43) 「人工太陽による窓の日射遮蔽物(日除け)の日射取得率及び日射遮蔽係数試験方法」

JIS A 1422 「日除けの日射遮蔽係数簡易試験方法」

人工太陽を用いた日射遮蔽性能試験装置(PDFファイル)建材試験情報2012年9月号