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所定の試験依頼書に必要事項をご記入の上、供試体と合わせて直接持ち込みいただくか、破損しないように梱包し宅急便などでご送付ください。
また、当センターで供試体の識別ができるように必ず供試体に記号・番号(コア供試体の場合は採取方向も)などをご記入ください。
土木工事の仕様書により異なりますので、対応する仕様書をご確認ください。
例えば、東京都建設局の「土木施工管理基準」では、アスファルト混合物の種類により直径20cm×厚さ5cmまたは直径30cm×厚さ5cmと規定されています。
なお、厚さ5cmを超えるアスファルト混合物は、切断(スライス)などにより厚さを調整する必要があります。
主に、以下の2種類の方法で圧縮強度を測定(推定)しています。
(1)既存建築物のコンクリート部分(基礎・床・壁など)から採取したコア供試体から測定する方法。
(2)リバウンドハンマーという試験機を用いてコンクリートの反発度測定を行い、測定結果をもとに推定する方法。
いずれの試験も工事材料試験所・浦和試験室、西日本試験所・試験課、中央試験所・材料グループで実施しています。
なお、試験所により対応可能な試験方法や規格が異なりますので、詳しくは各試験所までお問い合わせください。
試験方法により、次のとおり規定されています。
(1)JIS A 1107(コンクリートからのコアの採取方法及び圧縮強度試験方法)
直径は粗骨材最大寸法の3倍以上、高さと直径の比(h/d)が1.90~2.10を原則とし、どのような場合も1.00を下回ってはならない。
(2)ソフトコアリングC+※
直径は25mm±1.5mm、高さは50mm±3mmを許容範囲として、高さと直径の比(h/d)が2.0
(3)ソフトコアリング※
直径は18.0~26.0mm、高さと直径の比(h/d)が1.5~2.2(普通コンクリート、軽量コンクリート)もしくは2.0(高強度コンクリート)
※(2)、(3)の方法では、別途、試験可能な推定圧縮強度範囲などが規定されています。
供試体は仕上材を除いた部分(コンクリート)を使用しますが、構造体などからコンクリートコア供試体を採取する場合、仕上材(モルタル、しっくいなど)が含まれることがあります。採取したものに仕上材などが含まれている場合、所定の長さのコンクリートコア供試体を確保できているかご確認ください。
また、ソフトコアリングC+※およびソフトコアリング※の供試体は、JISに比べ直径が細いため採取途中に折損などが生じ、必要な長さを確保できなくなることがあります。供試体は、長さに余裕をもって採取いただくことをお勧めします。
※ソフトコアリングC+およびソフトコアリングは、(一社)ソフトコアリング協会の特許技術です。同協会の会員以外は、これらの方法によるコンクリートコア供試体の採取を実施できませんので、ご留意ください。
次の試験室で実施しています。
・関東拠点:浦和試験室・武蔵府中試験室・船橋試験室
・西日本拠点:福岡試験室
つかみ間隔が500mm程度であれば実施できます。500mmを超える場合、各試験室へお問い合わせください。
なお、1000mm程度の場合、福岡試験室で実施可能です。
供試体の端面が平滑でない場合、試験を実施していません。強度が本来の性能よりも大幅に低い値に測定される場合があることが理由として挙げられます。恐れ入りますが、供試体の端面は、キャッピングまたは研磨し、規定の平面度に仕上げていただけますようお願いいたします。
なお、供試体のキャッピング・研磨は、別途費用が発生しますが、当センターで行うことも可能です。