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建材からのVOC放散速度基準

コンテンツ

基準値の改定について
2019年1月17日にキシレンの指針値が改定され、これを受けて(一社)日本建材・住宅設備産業協会(「建材から放散するVOCの自主表示に関する検討会」事務局)では、同6月6日に、放散速度基準値が改定となったことについて、発表を行いました。
詳しくは、(一社)日本建材・住宅設備産業協会のホームページ(下記)をご覧ください。
 
基準制定の経緯について
平成20年4月1日に制定した「建材からのVOC放散速度基準」について、制定の背景や概要などを紹介しています。
詳しくは、下記をご参照下さい。

平成20年4月1日
建材からのVOC放散速度基準化研究会
事務局:財団法人建材試験センター

(平成24年4月1日より一般財団法人に移行いたしました。)

「建材からのVOC放散速度基準化研究会」にて、平成20年4月1日に建材からのVOC放散速度基準を制定・公表しました。

基準制定の背景

建築基準法(平成15年改正)によるシックハウス対策規制以後、公共住宅などではホルムアルデヒド以外のVOCについても引渡し前の室内濃度測定が要求されています。しかし、各種建材からのVOCの放散については試験法JISにより測定できるものの、測定結果の判断基準がない状態にあり、建材メーカー、設計・施工者などからは、資材からのVOCに関する判断のよりどころとなる基準を望む声が多く寄せられていました。

このため、これまでにホルムアルデヒド・VOCに関するJIS原案作成並びにVOCの測定法等に関する調査研究を行ってきた当センターを事務局として、学識経験者、業界関係者からなる「建材からのVOC放散速度基準化研究会(委員長:村上周三慶応義塾大学教授)」が発足しました。研究会では、行政担当者をオブザーバーとして招き意見を頂きつつ、各種団体の自主基準との整合性を確保するともに、先進各国の基準との調和に配慮して基準化を検討されています。


基準の社会的性格

本基準は、製造・販売者並びに使用・購入者が共通の認識で材料を選択・判断できる共通の「ものさし」として当研究会で自主的に定め、公表・公開したものです。放散速度基準値(通常想定される使用状態において、対象VOCの室内濃度が厚生労働省の指針値以下となることを目標に定めたもの)のほかに、運用にあたり基本となる表示方法、試験方法、判断方法などについても制定されました。

なお、本基準は、各種団体の仕様書、認定制度、自主基準などへの引用も想定し、作成されています。


基準の概要

・対象物質は、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、スチレンとする。

・基準値は、ホルムアルデヒドのF☆☆☆☆相当の値とする。

・対象材料は、居室に使用されるJIS A1902-1~4の適用範囲に該当する資材(建築用ボード類、壁紙、床材、接着剤等)のほか、対象VOCを原材料として使用している資材のうち、当該基準で評価することが合理的なものとする。

・試験方法は、JIS A1901(小形チャンバー法)による。

・当基準に基づく適合性の証明・表示をする際の原則的事項として望ましい事項を示した。

VOC基準 VOC放散基準 VOC放散速度基準 4VOC