2層壁の面内せん断試験
株式会社 ポラス暮し科学研究所の試験体提供等のご協力のもと、2層壁の面内せん断試験を実施いたしました。
株式会社 ポラス暮し科学研究所では建築技術訓練校の支援も行っており、授業の一環として生徒さんに試験の見学をして頂きました。
試験の概要は以下の通りです。
試 験 体 |
: 木造筋かい耐力壁及び面材耐力壁の1層と2層部分 |
加力位置 |
: 1層梁芯及び2層梁芯、建物に地震による外力が作用したことを想定 |
加力サイクル |
: 1層の見かけのせん断変形角がグレー本に定める変形角となるように実施 |
荷重の比率 |
: 1層の荷重(P1):2層の荷重(P2)=1:1 |
今回は通常の変位計を使った計測の他、画像計測も行っております。
画像計測により各部変形状況の計測を行ったデータや、試験状況の動画をアップする予定でいますので、ご期待ください。
試験状況全景(筋かい耐力壁)
1層目筋かいの座屈
画像計測用マーカー
試験状況全景 (面材耐力壁)
1層目面材のはがれ
画像解析
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CLT・コンクリート複合床の曲げ試験
当センター西日本試験所にて、広島大学・森拓郎准教授の監修のもと行った、木質系複合床の実大曲げ試験を紹介します。
試験体
試験体は、CLT(Cross Laminated Timber)と鉄筋コンクリート(RC)で構成された、複合構造の床です。
この複合構造の床は、TCC(Timber-Concrete Composite)床と呼ばれており、現在、様々な研究・技術開発が行われています。
試験体(CLT)
試験体(コンクリート打設状況)
試験体(完成状況)
方法
同じ仕様の試験体を2体作製し、以下のように試験しました。
試験体①:2018年2月に曲げ試験を実施
試験体②:2018年4月にクリープ試験を開始、2021年10月におもりを除荷し、同年12月に曲げ試験を実施
クリープ試験状況
曲げ試験状況
曲げ試験の結果
長期クリープ試験を行うことで、力学特性がどのように変化するのかを比較した結果、その違いに顕著な差は生じず、試験体のばらつきの範囲内であると推察されました。
クリープ試験前の曲げ試験による破壊状況
クリープ試験後の曲げ試験による破壊状況
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YouTubeに詳細の映像を公開しています。
前編
動画の再生がうまくいかないときはこちらから視聴いただけます
(YouTubeが起動します)
後編
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(YouTubeが起動します)
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